食べる・命と向き合う

先日、お客様のお嬢様がお亡くなりになりました。食べることを制限していた中、おむすびを「おいしい」と涙を流しながら食べられたそうです。闘病の苦しみ、葛藤のある中、本当の食べることの喜びを命で感じられたのだと思っています。

 私たちは、食べもの、食べる行為、どれだけ真に向き合えているでしょうか?

「ささげるものの命(食材)といただくものの命(人間)をむすぶ」それが私のお仕事のように思わずにわいられません。食をとおして様々な出会いをいただき、また今秋から始まる味覚教育の勉強会と真に向き合っていきたいと思います。

ご冥福、お祈り申し上げます。