昆布の芽落ち

大阪の有限会社こんぶ土居さんから一通のお知らせが届きました。それは川浜二年養殖真昆布の終売のお知らせでした。原因は北海道の自然環境の変化によって秋の高水温によって昆布が枯れる「芽落ち」が多発していて栽培が困難になったことです。それは、漁家経営に大打撃を与えます。

 

気候変動は現実に起こっています。私たち皆に関係することですね。

 

昆布は天然と養殖があります。取れた昆布は天日でじっくり干すことで微生物の力で旨みが出てくるそうです。これからも昆布の文化が続けられますように。

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大自然と台所のいい色~赤色~

大自然の中にはたくさんの「いい色」がある。まるで神様から与えられた色なのか、どれも完璧で美しく「命」を感じます。

昨日のお蔵フェスタで20尾鯖焼いているとき感じた赤色。

今日は大自然の中のいい色「赤色」に想いを馳せてみます。

大自然の中の赤色は花の紅色、太陽の朝日色や夕日色、紅葉色、木の実色…。

台所の中のいい色、それは私たちの手のひらから醸し出される醸し出される。

鰹節の赤色。梅干色、赤紫蘇の赤色、鯖やお菓子やパンの赤みのある焼き上がり色。

おむすびの鯖を焼くとき、火を怖がるとしらけた色に、気を抜くと焼き過ぎの色に。とっても集中力が必要で、毎回、緊張します。いい色に鯖が焼けた時は鯖が「いいね、この感じ!」「Good job!」言ってくれた気がします。

台所のいい色は私たち次第なんですね。楽しみましょう!

 

一つ思い出しました。「ものが燃える時の炎の色は太陽の色。全てのものは太陽に戻るんだよ」と教えてくださった方がいます。

 

大自然と台所のいい色~つづく~

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健気な里芋

里芋は親芋と子芋があります。よくお見るのは子芋。

親芋は大きいものは赤ちゃんの顔位。水分少なく、甘味がある。出汁で炊いて塩で甘味を引き出し揚げ出しに。同様に炊いた芋をつぶしてコロッケに、味噌ソースが合う。いりこ油で醤油や味噌だけでコックリホクホク芋煮。180℃の油でカラリとチップスに。グラタンにも。

茎は赤目の茎が食べられます。取り立ては筋を取り、味噌汁や鍋に。干したズイキはじゃがいもとあい、旨煮やお味噌汁に。私はズイキが大好きで、母に頼んで作ってもらうくらい。ふんわり甘いのと食感がなんともいえません。

水分が必要な里芋、真夏の日中は葉をくるませ水分の蒸発をふせいで、日が落ちると葉を広げ、朝になるとたっぷりの朝露が葉の上に載っています。そして茎に伝わって土に。泥で毛だらけだけど、そんな健気な姿は何とも言えない美味しさを作り出す。

畑に里芋があったら観察してみてください。

 

ソロソロと言っていた米の育苗が始まりました!!昨年の写真をどうぞ

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お料理することを教えてくださった私の先生方は…

私が開講している料理教室は祖母、母、農家さん、老人、食養家の秋山龍三先生、大自然…から見習ったお料理「祖食」です。

秋山先生のお話を少しだけします。先生は西伊豆ふるさと村で自給自足をしながら食養家をされてます(今は現役を退きました)。食を通して自然治癒力で本来の身体に戻すことで多くの方の信頼を受けていらっしゃいます。先生は、自然を愛し人としても素敵な方です。治療に来られた方はもちろん、その家族の方々のこともいつも真剣に親身に対応してくださいます。秋山先生、ふるさと村のことはリンク集をご覧ください。

 

料理教室の問い合わせをたくさんの方からいただきありがとうございます。マクロビオティックを経験された方から質問を受けることがありますが。料理教室のでは菜食で旬をお伝えし素材と向き合うことから始めます。それは、旬を愛でることでもあります。日本の風土と身体にあった先人の知恵を自然を愛で楽しくお料理し、美味しくいただきます。

人間は身体だけでなく心も大切です。心身共に健やかに健康に生きましょう。

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生物多様な糠床、100年生き、100年生き続ける

糠床は家、人(掌)、床の菌が調和してる。空気が嫌いな乳酸菌と好きな酵母菌が調和してる。私は皆が心地よく働けるようお世話をするだけ。同じリズムでお世話し漬けることで床がいい塩梅を教えてくれる。ただ、互いに存在しあうだけでいい。

 

失敗しても捨てないで、糠と塩を足しよく混ぜ漬け直す。お世話すると答えてくれる。漬け直しができたら一人前。教室で糠床を始めた皆さん、困ったときはお手伝いいたします。焦らず、ゆっくりね。

 

少し暖かくなってきました。20度近く暖かい日、糠床を見ると表面がほんの少し盛り上がってる。

夏も冬も元気に生きている糠床、今日もご機嫌。

 


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